カンボジアとラオス

カンボジア

プノンペンの建設ラッシュ
とにかく、大きめの工事現場の多いこと多いこと。(庶民には手の出せない)アパートがたくさん建てられているそうで、供給過多、土地の無駄遣いなんだよと現地のお兄さんが言ってました。でも、問題はあるにせよ、お金がどんどん集まっていることは間違いない。f:id:mako523:20160817122930j:imageどんどん建設されてます。

・トゥールスレン博物館
数えきれないくらいたくさんの、殺される直前のひとりひとりの表情が一枚一枚の写真になって壁じゅうに敷き詰められていました。私は殺されたことがないので共感なんてとてもじゃないけどできない。家族も友人も好きな料理やお気に入りの歌も夢も、確かにそこにあったんだろうなという想像しかできない。そしてなんにも言えなくなってしまいます。

・ドナーの力。ボランティアの力。
ポストコンフリクトのカンボジアではそれらが比較的うまく働いている、これからも彼らの力を如何に集められるかは大切な課題なんだという説明を折に触れて聞きました。そこで感心しつつも心配が勝ってしまう自分は残念な人間なのかもしれないです。

・「みんなフェイスブックが大好きなのよねえ
、まったくもう」
フェイスブックがとても流行ってるらしい。現地で働く日本人の方のひとりが、今のカンボジアの政治はフェイスブックポリティクスをやってる、若者ポピュリズムだ、と言って嘆いていました。でもそれは、若者の投票率がうんぬんとか言ってる日本からしたら羨ましいことでもあるかもしれない。

・勉強熱心
ずっとガイドしてくれてたお兄さんも、ホームステイ先の中高生くらいの子供たちも、英語がうますぎる。当然彼らは恵まれてる子達なわけで、格差はあると思うけど、カンボジアでは英語勉強熱がすごいらしい。でも英語だけじゃなくて、みんなすごく意識が高いなと思いました。f:id:mako523:20160817124503j:imageカンボジアの高校生の教科書。お医者さんになりたいらしい。

・とある日本企業がつくった保育園を発見
カンボジアにはまだ保育園のようなものはほとんどない。でも働く若い女性も増えていて、需要は出てくるはず。なんかちょっとワクワクしました。


ラオス

・おとなしい
例えばマーケットで商品を物色していても、こっちが値段を尋ねるまでなんにも言ってこない。カンボジアの売り子たちのガツガツくる感じのあとだったので拍子抜けしてしまいました。(値切りそこねた。)

・なんとなく寂しいビエンチャン
主観的な感想です。なんでだろう。ビールもコーヒーも美味しいのに。ずっと曇り空だったから?カンボジアではちらほら見かけたコスタコーヒーとかスタバとか吉野家が全然無いから?

・薬局で抗生物質買えちゃう
抗生物質とかアフターピルとか、ラオスでたくさん買って帰る外国人も多いらしい。私も買おうかと思ったけど薬のことがよく分からないのでやめました。ラオスの(カンボジアもかな)医療・保健関係者たちは、人々の病院へのアクセスを如何に増やすかということに頭を悩ませているそうです。 f:id:mako523:20160817123606j:imageビエンチャンの薬局

・娘の入院する病院から脱走しちゃったお母さん
カンボジアもそうだったけど、家族によるケアが基本。家族の誰かが入院したら、家族みんなで(ほんとにみんなで!)その病院に泊まって過ごす習慣らしいです。なんだけど、このお母さんは幼い子どもが沢山いるためその生活がハード過ぎたんだろうか、何度も帰りたがったあげく、ついに骨髄炎の娘を残して脱走しちゃったらしい。やるせない気持ちってこれか。f:id:mako523:20160817123631j:imageお母さんは沢山の子どもを育てながら機織りで生計を立てている

・Community Based Rehabilitation
これは先進国よりも途上国の方が進んでいるそうです。f:id:mako523:20160817123851j:image日本のNGOが支援しているCBRの現場

 ・「諦めてるというより、受け入れてるんだと思います」
ラオス人は、医療サービスを受けることに消極的。治ることを諦めてしまう。ショックだ。という感想に対する、青年海外協力隊として活動している看護師さんのコメント。

・"母"子手帳プロジェクト
子どもへ愛情を注ぐということは、先進国だから、とか途上国だから、とかいう風に比較するようなことではないと思う。でも、赤ちゃんや子どもを死なせないためには健康への配慮が必要で、そのためには医療が必要という認識は途上国では薄いかもしれない。母子手帳は、その実用性だけでなく、そんな意識形成にも貢献できるものだなと思った。応援したいプロジェクトだと思いました。けれども。ならば、せっかくならば、名前を変えればいいのにと個人的には感じました。支援・協力という名で、価値があると考える自文化の伝導を試みるとき、もしも仮にその価値観について客観的な検討をする努力なしにやっているのだとしたらそれは怖いことだなあと思うのです。

 

【日本】

・お風呂
帰ってきた日にすごく思ったこと。外国人にアピールしたい日本の魅力ナンバーワンはお風呂の習慣だなって今は思います。大学入ってから(時間とお湯が)もったいない精神のせいで自宅でもシャワーで済ませがちだったけど、これからは、できる限り湯船に浸かっていきたいです。